『ファインダーの標的キャラクターズブック』

聖夜にふさわしい1冊といえば、これしか思い浮かばなかった。

というわけで購入。目当ては皆川亮二とのロング対談。両先生の写真つき。
すごい素敵な対談でした。おふたりはもともとお友達同士らしくてびっくりざます。皆川先生がやまね先生を「あやのちゃん」(!)と呼ぶなんて!びっくりざます。皆川先生のBLに対する考え方は、非常に度量が広いというか「器のでかいオトコ」って感じで本当に素敵でした。

皆川先生
「(読者が、キャラクターを好きって思ってくれること、)それが一番嬉しい。嫌いだったらそんなことしてくれないからね。」

※パーレン内は私が補いました。

ここで言う「そんなこと」を敢えて自虐的に言うと「『男が好きな男』化して脳内でもてあそぶ」ことになると思うんですけど、こんな風に少年漫画家の先生が言ってくれるとなんか救われますね。キャラクターにとっての作者は親で、親に対してキャラもえをぶちまけることは「いつもお宅のお子さんでオナニーさせてもらってます」と自己申告する的な最低な行為と思ってましたが、今でも若干思ってますが、ちょっと自分の考え方をもう一度見直してみようかと思いました。


この対談でやまね先生が、皆川作品に対して腐女子的もえポインツをかたっておられるのですが、まったく違和感なく読めました。某ユリイカの荒木○呂彦先生の対談では、あれほど嫌悪感を覚えたとゆーのに。思うに、皆川先生×やまね先生は漫画家どうし、クリエイター同士だから許せるんだろうなぁ。



それにいてもやまね先生はスゴイセレブな家に住んでらっしゃるな…。素晴らしい。