BE×BOY GOLD10月号

やまねあやの先生の華のある絵柄が目印のゴールドです。でもこの表紙、受たんの顔がちょっとおかしいですよね…? やまね先生の顔の描き方って、この角度だとすごく独特な気がする…。不思議です。
初め目次を開いたとき、「うわ、読むとこ少なそう」と失礼ながら思ったんですけど、読み始めると意外にイケました。

大和名瀬先生
超完璧な小学校教師(隠れゲイ)×ダメダメな小学校教師(ノーマル)のラブコメディ第一回。
大和先生って、いままで鬼kyunなイメージが先行して敬遠していたんですが、素晴らしく安定感があっていいですね。BL漫画家ってアンソロや雑誌を読むと特に力量の差が顕著なので、こういう安定感ある作風の人を見つけるととても嬉しくなります。綺麗な絵だな〜。美しいカラーだな〜。内容もなかなか良かったです。何も考えずに読むには最適なBL。攻が仕事に関しては常識人で、プライドを持っているところが良かった。だからといって職場で抱きあうのもどうかと思うが。


●春日直加先生
初読み作家。トビラに「長編読みきり」と描いてあるのに、1ページ目に「これまでのおはなし」と思いっきりストーリー紹介がされてあってキレかけた。先生!そういうのは読みきりって言わないと思います!
年下攻ものなのは良かったが、1つの話の中に受け攻めのモノローグが混在しており、いささか読みづらい印象。ビジュアル的にもキャラクターの書き分けがはっきりしたタイプの作画ではないので、混乱に拍車がかかった。また、ネームで心情を説明しすぎな感触も。もう少しすっきり見せてほしいかも。後半の濡れ場における攻の豹変っぷりは面白かったです。もうちょっとソフトに言葉責めてほしいようにも思いますが。
エロはがんばっていてえらい。ていうかかなりの勢いで乳首漫画だった。その属性のある人は、単行本化の折には要チェキ。


新田祐克先生
先生の絵柄は、残暑には厳しかった。続き物なので、単行本で読みたいと思います。春抱きピンカレンダーは気になる。


やまねあやの先生
ふろくの「やまねあやのと行く香港ツアー」のレポが面白かった。先生の似顔絵代役キャラが、語シスコ先生の描くゴリに近い雰囲気でウケた。なぜこういう漫画家さんって、自分の分身を男性キャラに仕立てあげるのだろう(例:語シスコ先生、櫻井しゅしゅしゅ先生)。本誌収録の漫画は未読。