『CHERRY』/月村奎

CHERRY (チェリー) (ディアプラス文庫)

CHERRY (チェリー) (ディアプラス文庫)

うむむ。好きなお話だし、とても可愛いんだけど、ボエボエすぎて動悸息切れが止まらない感じはなかった…かもしれない運転…。私は月村先生の文体がすごく好きで、絶妙のしっくり感に恍惚とする瞬間がしばしばあるんですが、今回は…あんまりなかった…かもしれない運転…。なぜJARO。そういうこともありますよね。
この受の子がお付き合いしていた女性に放った一言は、結構トラウマレベルのものだと思う。彼自身も罪悪感を引きずっていたからまだ救われたものの…。自分が言われたわけでもないのに、何だか悲しくなってしまった。でも…でもさ、きっとこの受の子の突き抜けた設定上、言わせなければならなかった台詞なんですよね。そんな気がする。