『犬も歩けば恋をする』/夏水りつ - オレのやおいさんに手を出すな！

なんとなく、ポールさんに対抗して夏水てんてーで攻めてみた。私は表題作より、家庭教師モノの話が好きだ。この攻、好き。あ、いま画面の向こうから「ああ、好きそう」っていう声が聞こえたよ。そう、好きなんだこういう攻が。表題作は受と攻の髪の色が逆だったらよかったかもしれない。どうも黒髪でかわいらしい感じの受が苦手なんだよね。この「犬恋」シリーズは今出ている雑誌に続編が掲載されているようだけど、好評なんだろうか？

ああ、そうだよね、夏水てんてーって最初こんな感じじゃなかったよね。デビュー単行本が一番好きだったなあ…。リリカルリーマンやおい〜100％ハッピーエンドカーニバル〜って感じで、安心して読める作家さんだと思っていたのに、いつの間にかこんな芸風に！今んとこ全部読んでるはずだけど、改めて考えるとびっくりだわ。夏水てんてーはあとがきにおける妄想力の爆発具合に定評がある作家さんだと思うんだけど、やおい風味の日常絵ッセイとか描いたらとてもおもしろいかもしれないですね。本書のような感じで。
私は、夏水てんてーは山田ユギたんの影響を色濃く受けていると思うのだけど、そうでもないかなぁ？濡れ場における受の顔の角度と目元の描写にユギ節を感じるんだけど。いや、別に「マネすんな」とか嫌な感じじゃなくて。勘ちGUYかもしれないけど、なんとなく。どう思う？＞ポールさん

どうでもいいけど、ボーイズラブの「犬も歩けば」シリーズ。みんな「犬も歩けば」好きなんだな…。