『平行線上のモラトリアム』/崎谷はるひ

えーーーっ。この攻キャラってこんなぐるぐるぐるぐるぐるした人だったんだ…びっくり…。
てっきり、奥手の受たんが恋愛マスターな攻に振り回されながらもいい感じに出来上がっていくお話かと思っていましたが、全然違ったみたいですね。へ〜。
崎谷はるひのセレブ攻が読みたい今日この頃、私はちょっぴりストレスのたまった1冊でした。というのも、この受の佐倉くんも、藍たんも、歳のわりに悟りすぎなんですよね。何悟っちゃってんの、と言いたくなるくらいに悟りすぎなんですよね。適度に悟ってるとかならいいんですけど、度を越して悟りすぎだと思うんですよね。過ぎたるは猶、及ばざるが如し。オレンジを絞りすぎて、苦いジュースになっちゃってる感じです。ただ、受キャラが比較的かっこいい系なので、その点は非常に好感を持ちました。

ああ、崎谷はるひのセレブ攻が読みたい…。
セレブ攻の例→『ANSWER』『SUGGESTION』における真芝氏、『目を閉じればいつかの海』における嘉悦さんなど。
あまりベラベラしゃべるタイプじゃない、寡黙な感じの崎谷キャラの攻め方がツボです。