『秘書室の秘密』/神崎貴至

秘書室の秘密 (バンブー・コミックス)

秘書室の秘密 (バンブー・コミックス)

「あなたを穢したい欲望に駆られてましたッ」BY.受

「欲望」と変換しようとしたところ、「欲棒」と出たんですが…。しーん。どうでもいいけど静けさを表す「しーん」という表現は「森(しん)」から来てるって、ほんとっすかね?
ま、そんなことはとりあえずおいておいて。困ったときの麗人頼みで購入した1冊であったが、あまり私のツボにはヒットせず。表題作より、はじめに収録されている探偵事務所の話が好きかな。攻かっこいい。あとは、あとがきがすごく普通な感じで、好感を持った。

以前、友人と書店にて表紙の二人を見ながら「この二人はどっちが受でどっちが攻なのか」と予想しあったことがあった。私の予想ははずれていなかった。ネタバレになるから、ここで役割分担について明言することはさけておく。

それにしてもボーイズラブに出てくる社長のうち、7割、いや8割が勤務中に社長室でいたしている気がする。個人的にはそーいう派手なシチュエーションより、自宅(貧乏仕様のアパートとか)が萌ゆる。熱帯夜、クーラーもない部屋で台所でテキトーな料理をする受の背後から攻が抱きついてそのまませんべー布団でくんずほぐれつ…みたいな、そんな日常に密着したやおいが読みたいです(わがまま)。クーラーより扇風機。いや、むしろ内輪。いや、内輪よりもむしろ自然風。そんなやおいを求めている今日この頃です。