『弟の親友』/椎崎夕

弟の親友 (SHYノベルス)

弟の親友 (SHYノベルス)

年下攻が読みたくて読みたくて読みたくて×100、気が狂いそうになって購入。初読み作家さんだったけど、レーベル、イラストレータ、年下攻ジャンルへの絶大なる信頼感のもと、さほど迷わず購入を決意。あと、以前椎崎先生が『年下の男』というタイトルの本を書いていた記憶が頭の片隅にあって、年下攻スキーとして見逃せないものを感じたのも購入理由のひとつ。

うーん。全体的には、いいっちゃーいいんだけど、いまいちっちゃーいまいち。美味いっちゃー美味い(タモリ)って感じ。受や攻の仕事に関する記述とか、説明的な文章には不満はないんだけど、ちょっと心情描写が私の感覚でいうと物足りない感じがしたかもしれませぬ。好みの問題だと思うんですけどね。あと文章の細かいところが気になりました。「ここは『あの』じゃなくて『この』のほうが適切なんじゃないか」とか、そーいう細かいポイントです。そーいう細かいところで複数ひっかかる作家さんの作品とは、あんまり合わないことが多い私です。


ただ、攻が受にたいして敬語なところや、続編の甘い雰囲気はけっこう好みでした。やっぱり年下攻はいいですね!