『メロメロのしくみ』/門地かおり

メロメロのしくみ (ビーボーイコミックス)

メロメロのしくみ (ビーボーイコミックス)

すごいタイトルだ…。そして表題作はショタ。子ども×子どものショタって、どういう魅力があるんだろう? 行為の意味すらわかってないのに若さゆえに暴走してしまう、っていうのがいいのかな。そーいうイノセンスと暴走エロスのギャップっていうか。それなら私は、普通に大人×子どものショタのほうが、感じるものがあるんだけれど。つーかむしろショタ攻。BLは葛藤がなきゃイカンのです。萌えがあれば葛藤が多少陳腐でも許すので、とにかく葛藤してください。双方が子どもだと、まだ葛藤できるまで精神が成熟していないから、その点が私は不満なのかも。
それにしてもこの漫画の攻はなぜ「正津(しょうつ)」なんて名前なのだろう。なんだかパンツみたいな名前だと思いませんか?気が付けば、この作品はドラマCDにまでなっている。意外ー。同じ門地かおりでも『じゃじゃ馬ならし』とか、人気があるのはとてもわかるんだけれど。じゃじゃ馬ならしでは私は三木くん派です。