『縁は奇なモノ美味(アジ)なモノ』/角田緑

縁は奇なモノ美味(あじ)なもの 初回限定版 (drapコミックス)

縁は奇なモノ美味(あじ)なもの 初回限定版 (drapコミックス)

私は煙草を吸う料理人は信用できない。
角田さんでは本屋さんのシリーズで好きになった漫画家さん。が、これはちょっとイマイチだった。初回限定らしく小冊子が付いていて一冊の値段がすげー高かった(¥880)んですけど、そんな小冊子を付けるほどの内容じゃないのでは。雑誌のほうで人気があったのかも知れないが、そうだとしても「どこがよかったんだろう」と思ってしまう。ドラのこの強気の価格設定は一体…。しかも名作に出会った試しがないような気がする。ていうか「ドラ」という名前自体一体どうなんだろう。どの出版社よりセンスがない気がする。

今回良かったのは、やっぱり受の告白ですね。世の中の受はみな、角田作品の受のように、きちんと自分の言葉で攻に対する気持ちを表現しましょう。最後まで攻に責任転嫁して安心してる受が多すぎる。誠意ある受を描かれる角田先生が好きです。