『hand which』/鈴木ツタ
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Hand which (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
- 作者: 鈴木ツタ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2006/04/27
- メディア: コミック
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なぜいまさら感想をあげるかというと、友だちに貸していたのが、つい先日返ってきたから。
表題作のカップルが一番好き。ただ、受の眉毛が下がり気味なのと釣り目なのだけがちょっぴり気にくわない。が、お話が可愛いのでもはや贅沢は言うまい。お惣菜屋さんの話も好きです。榎田尤利の藤井沢商店街シリーズにありそうな、かわいらしいカップルのお話。榎田先生の同シリーズ次回作では『ギャルソン〜』に出てきた「もうこんなにしているんですか?(クスクス)」ってな変態系の攻ではなくて、この竹馬きゅんのようなおおらか系の攻を描いていただきたい。勝手かつ具体的過ぎる御願いで申し訳ないのだが、この間友だちに言われた「エダっちの攻はガサツ系に限る」という台詞にものすごい勢いで納得してしまったワタクシとしては、切実な希望である。
「半径10メートルの引力」の受の行動に、よしながふみのフケ専さんのお話を思い出した(「ナウシカの話をしよう」のストーリー。タイトルが思い出せない)。今後も期待の漫画家さん。来月リブレから新刊が出るらしいが、これがファンタジーなのよねー。ファンタジー苦手なんだよな〜。微妙なところだけど、きっと買ってしまう。だがこの漫画家さんはファンタジーよりも日常の何気ないカップルのいちゃいちゃとカワイイお話を描いたほうが、身のため世のためBLのためのような気がする。