『是-ze-』4巻/志水ゆき

是-ZE- (4) (ディアプラス・コミックス)

是-ZE- (4) (ディアプラス・コミックス)

玄間編が完結しました。作者自らが宣言していたとおり、しっかりすっきりハッピーエンドで終わりました。このカップリングはなかなかアダルトでよかった。攻のキャラクターにもう少し深みがほしいけど。まぁ、これはこれでよし。その後に収録されていた、双子交えた3Pの話がまったく好みでなかったなぁ。志水先生、確か3人で…っていうのが好きなんですよねー。なんか私はまったく駄目みたいです。残念。あとイケメンのBL声優という設定にリアリティーがなさすぎて受け入れがたい。いや、「そういう種類のリアリティーのなさ」を受け入れがたい。

とりあえず血中BL濃度が下がっているときは志水ゆきを読むことにしてる。この人の漫画を読むと「あーボーイズラブ読んだー!」っていう気になる。名前のつけ方にセンスがあって好きだな。いつも、しっくりくる名前をつけている気がする。絵柄は不安定だけど、この人が人気あるのはものすごくよくわかるんですよね。線が細くて、清潔感があるのがいいんですよ。『LOVE MODE』の初期と比べると、本当に、格段に絵が巧くなってる。いまも不安定なところは多々あれど、裏表紙の向かって右側にいる攻の足つきの描写の巧さには感心した。絵って巧くなるんだなー。あと「かわいいお口に栓をしなきゃね」というところの攻。こんな絵が描ける漫画家だったのか、志水ゆきは! でも同じページの受はあんまりよく描けてない。それが志水先生らしいところ。