『艶悪』/遠野春日

艶悪(いろのあく) (ゲンキノベルズ)

艶悪(いろのあく) (ゲンキノベルズ)

なんだかんだ言いつつ、私もヤクザものが好き…なのかしら?ともかくこのカバーイラストはいいですよねー。なんか好きなんですよ。円陣先生の描く攻キャラが。超かっこいいじゃないですか。全盛期のイシハーラ先生のテイストに近いっていうか。
はぁ。結局のところ東原さんは貴史さんに対して不器用なままでした。このシリーズの攻はみんなそろって不器用ですね。「自分、不器用ですから」。そんな声が聴こえてきます。高倉健じゃないんだから、もう少しがんばってほしいものです。遥さんだって最終的にはあれだけがんばってたんだから、東原さんももうちょっと…!もうちょっとがんばってくださいまし。じゃないと貴史さんがかわいそうで、私は★を増やすことができません。嬉しいことにこのシリーズはもう少し続くようなので、東原さんのがんばりをもう少し待とうと思います。幸い、東原さん自身にがんばりが足りない自覚、今後がんばっていきたい意志はあるようなので、そのあたりは安心してよさそうです。よかった…。
あと、やっぱり私は「渡る世間はホモだらけ」なホモ作品に対して、どうしても点数がからくなってしまうようです。理想は「1作品、1ホモ」。それは譲れない。