『つよがり』/ねこ田米蔵

つよがり (ビーボーイコミックス)

まともな更新をしなさすぎて、自分がポールだったかジョーだったか忘れそうになってました。俺は…ポール…！（ガ○スの仮面風に）色々あって、なんかもう俺ホモスキー卒業かも？とか思っていたんですが、このゴールデンウィークにスーパーコミックシティと中野ブロードウェイに行ってやっぱりホモが好きだと思いました。やっぱホモ最高だよ〜〜〜。
ホモくんへの愛を改めて確かめた勢いで、浮かれて買ってみたねこ田米蔵先生のBL漫画。オリジナル初単行本だそうですが、正直いまいちでした。そもそも私は初めて物語が好きなんですよ。「俺、あいつのこと、好きなのかも……」みたいなところから始まって欲しいんですよ。「でもあいつは男だぞ！本当にそれでいいのか？」みたいな葛藤が欲しいんですよ。いきなり出来上がってて、やるのやんないってうだうだしているホモにはあんま興味ないんですよ。
このお方、もともとテニプリか何かをやってらっしゃる方でしたっけ？パロ同人出身という色眼鏡で見るのは良くないと思うんだけど（そういうのもガツガツ読むし）、話が突然始まってしまうのはやっぱりパロ同人から来た弊害なのかなぁと思ってしまいます。パロ同人って原作があるから、キャラクターの設定や人柄や馴れ初めなんかに説明がいらないじゃないですか。だから断片的に描きたいことだけ描いても成立するんですが、オリジナルはそういうわけにはいかないですからね。
そういう意味では、コミックスのタイトルにもなっている「つよがり」のシリーズの話はきちんと思いが通じるまでを描いていたので、評価して良いような気がするんだけど、いまいち好みじゃないんだよな、受も攻も。この受たん、なんでピアスを4つも開けてるんだろう？絶対そういうキャラじゃないと思うんだけど。あとこのシリーズに限らず、攻が全体的にちょっとひどいような。
実は絵もそれほどまで好みじゃなかったこの作品、思わず買ってしまったのはあらすじがあまりに不可解だったから。

小野坂センセイは生徒の司馬とレンアイ中！　でも、エッチが上手くいかない…だって司馬は巨乳好き！！　乳首にチュウされると傷付いちゃうから…。

なんかもう全然どんな話か分からなくないですか？