『無人島ラバーズ』/櫻井しゅしゅしゅ

ボディーガードの宮川さんかっこいい。
しゅしゅしゅてんてーにしては珍しく正統派BLっぽいカバー絵だなぁ。と思ったけど裏表紙はいつものテンションでほっと一安心。毎度毎度思うのだが、この方の漫画はこのままでもじゅうぶん楽しいんだけれど、いま一歩!いま一歩何かが足りない。パンチはきいているし、ギャグセンスも向上しているし、キャラも好感持てるし面白いし、ひとつひとつはとても好きなんだけど、もっと面白くなるような気がしてしまうんだよなぁ。ポールさんの言っていたとおり、四コマ漫画向きの方なのかもしれないね。別にBLネタじゃなくても、ゲーム系の雑誌に四コマのギャグ漫画とかひっそり連載してそうな雰囲気があるよね。と思うのも、先日発売された『部長と竹田くん』にあった四コマが個人的にお気に入りだからなんだけど。

「俺、昨日部長と寝たんだ…」
(※部長=猫)

なんかこれ↑が好きなんですよね。こーいうのいいと思います。
そういえば、いま発売中のマガビーの漫画スクール(読者投稿の原稿を先生&編集が批評するやつ)で「BL界にはギャグ漫画にはさほど需要がない」的なことが言われていたんでしたっけ。なんで需要ないんでしょうね?やっぱりやおいっ娘が男同士の関係に求めるものは、笑いよりもときめきなのでしょうか。そもそもラブを中心に据える時点で、笑いある展開にはもっていきにくくなってしまうのかなぁ。確かに純粋なボーイズラブでギャグ漫画って難しいのかも。小説は言わずもがな。つーかBL小説でギャグは辛い。それに関しては私も読みたいと思わない。
そーいうのは、やっぱりやおいの得意分野のような気もする。やおいなら小説でギャグも読める。でもボーイズラブでは読む気がまったくおきない。なぜじゃろう??ギャグって難しいですよね。