『T○e MA○ZAI』2/あさ○あつ○

書影は出しません。索引にも入れません。こんな伏字ばかりにするなら書くなってよって感じなのですが、あまりにも良いホモだったので感想書かせて下さい。私、こういうホモが好きなんです。受たんがもうちょい男らしくてもいいかなと思うけど、でも全体的に問題なしです。激萌えです。この作品に激萌えしてしまってごめんなさい。でも私、確信しちゃったんだよ。あさ○先生、やおいっ娘でしょ?こんな作品を書いておいてやおいっ娘じゃないなんて認めない。花ゆめレベルのホモ臭さは軽く超えてる。少なくともこれを買っている女の子の7割はやおいっ娘だと思われる。ドラマCD化とかおかしいでしょ。しかも歩が受界のドンこと石田彰。本当にいいの?本当にそれでいいの?萌えといてなんだけど、その展開の方向は間違ってないの?なんか風俗で一発抜いといて風俗嬢に説教する駄目親父みたいだな、私。
断言します。秋本の歩へのゾッコンラヴっぷりはどう考えても恋です。本人もちょっと認めてるし。「男とか女とか関係ないんや」って、それどう考えてもボーイズラブの攻の台詞ですから。秋本ってば14歳にして良く出来た攻過ぎる。きょうび、ボーイズラブ界でもそうそうお目にかかれないくらい出来た攻。歩もなんだかんだいって流されてるし、あと2年もすれば二人は付き合っているに違いない。私のシナリオによると、秋本と別の高校に行って最初は清々していた歩だったが、次第に秋本のいない生活のどうしようもない寂しさに気付き始め、それでもその思いに蓋をしつつ新たな環境に早く慣れようと過剰にはりきって高校生活を送っていたところ、そのうち諸々のストレスで倒れてしまい、母親のいない一人ぼっちの家のベッドで横になって、なぜか秋本のことを考えてしまって泣きそうになっていたら、歩の心を見透かしたように秋本がナイスタイミングで家を訪ねてきて(だって彼氏、スーパー攻様だから)、秋本に看病されて心細さがさーっと溶けた歩は普段より素直になってしまい、ついつい秋本に想いを告白、秋本大喜びでとりあえず付き合うことに――という風になるはずです。でも秋本は良く出来た攻だからここでなだれ込むなんてことはしない(せいぜいチュー止まり)し、歩も素直じゃないから付き合い始めてからも色々すったもんだがあることでしょう。秋本くんガンバ!
と長々と妄想せずにはいられないくらい良いホモ小説でした。3巻が楽しみです。きっと二つくらい下の世代になると、あさ○作品で目覚めたやおいっ娘って多いんだろうな。帯にある読者の反響もほとんどが女性のものだったのですが、すみっこに小さくあった「40歳男性・会社員」の「ほっこりしました。」の一言に、こちらのほうこそなんだか妙にほっこりしてしまいした。そしてごめんなさい。やおいっ娘の半分は罪悪感でできてます……。