『タイトロープダンサー』STAGE.1/久能千明

えーーーーーっ。
こういう展開になるとは……。次の巻から、寂しくなるなぁ……。今までは何だかんだいってカイを中心に話が展開していたような気がするのですが、次からは三四郎のなぞもきちんと解き明かされてゆくのかな。三四郎の思惑についてはいまだにわからないことだらけなんだけど、きっと久能てんてーなら私を納得させてくれることでしょう。
カイたんが凱の野郎(いや、私は凱も好きですよ)にちゅーしたので、ちょこっとジェラシー。
そういえばこの巻はいつになく濡れ場が長かった。18ページもあった。「どうなさったんですか、久能先生?!」と思ったら、ちゃんとしかるべき理由があった。数を読んでいるとボーイズラブ小説の濡れ場のパターンもだんだんとよめてきてしまうもの。水戸泉先生もおっしゃっていましたが、マンネリ化するのはどうしても免れられないようです。えんえんと長く続ければよいというものでもないし、ただあまりにも素っ気無く終えられると何だか肩透かしを食らったような気になるし……。久能先生の書かれる濡れ場には必然性があるので好きです。あと「内腿」という言葉を使うのが何だかエロくていいと思う。あんまり出て来ない言葉ですよね。