『部長と竹田くん』/櫻井しゅしゅしゅ

部長と竹田くん (スーパービーボーイコミックス)

部長と竹田くん (スーパービーボーイコミックス)

部長(受)のキャラが面白い。最近自分の中で「面白い受」がキてる。「誘い受」より「面白い受」だ! いままで私は「受で笑っちゃいけない」という固定概念にとらわれていた気がする。別に受で笑ったっていいんだ! 櫻井先生ありがとう。こんな大切なことに気づかせてくれて。私は「面白かっこいい攻」と「面白不器用な受」が好きです。部長と竹田くんのふたりはまさにそういうコンビだった気がする。ナイスカップリング。
櫻井先生の漫画はこのままでもじゅうぶんに面白いのだが、読んでいると、どこか持ち味を生かしきれていないようなもどかしさを覚えることがある。ギャグ漫画の割りに一コマ一コマのサイズが大きいからだろうか? 見せ方次第ではこの方の漫画はもっともっと面白くなるような予感がしているのだが、どこをどうしたらそうなるのか私には分からない。この作品では部長がドリフトをかましているところと、カジュアルフライデーに大真面目に手編みのセーターを着てきた攻の姿と、竹田くんの栄転に意気消沈している部長の姿に笑った。

あとがきのノリが語シスコ先生にちょっと似てる。あ、ちなみに櫻井先生はA型です。>ポール氏