『普通の男(ひと)』/榎田尤利
- 作者: 榎田尤利,宮本佳野
- 出版社/メーカー: 光風社出版
- 発売日: 2003/10/01
- メディア: 文庫
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そんな気分にされた一冊でした。すごく面白かったんだけど、あと30ページ足りないと思うんですよね。ね、足りなくないですか?30ページなんて言わない。あと20ページでいい。いや15ページ、えーーい10ページでどうだ!?とにかくもうちょいその後が見たいのよ。もうちょっとでいいの。あと2時間分でいいの。2人の続きが知りたいの!!これ続編作れるんじゃないかなあ。続編を!是非!!内容的には星4つなんだけど、お預けされたのがどうにもこうにもやりきれないので星1つ減。あまりにやりきれないから缶ビール2本空けちゃったよ。家では1本までしか飲まないというマイ・ルール(BY.花島)があったのに…。
それにしてもエダっちの地に足のついたリーマンもの話は良いですね。キャラ文庫から出ている商店街シリーズも良いし。エダっちの作品にはいつも明確なテーマがあって(この作品は「普通とはなんぞや?」がテーマ)、物語を頑なにそのテーマに沿わせようとするので、作品によってはそこがちょっと鼻つく場合もありますが、リーマンものの場合あまり気にならないです。社会人の描写にリアリティがある分、説得力があるからでしょうか。あとエダっちの文章には癖というか力みのようなものを感じるので、個人的な好みとしてはもっとさらっと書いてほしいです。偉そうですみません。