『SEX PISTOLS』1〜4巻/寿たらこ

SEX PISTOLS 1 (スーパービーボーイコミックス)

SEX PISTOLS 1 (スーパービーボーイコミックス)

SEX PISTOLS 2 (ビーボーイコミックス)

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SEX PISTOLS 3 (3) スーパー ビーボーイコミックス

SEX PISTOLS 3 (3) スーパー ビーボーイコミックス

SEX PISTOLS 4 (ビーボーイコミックス)

SEX PISTOLS 4 (ビーボーイコミックス)

寿たらこてんてーが長編を書くとこうなるのか…と妙に納得した4冊。これ、まだ終わってないのな。てっきりもう完結しているのだと思い込んでいた。最近歳をとったせいか待つことが辛いので、3巻までしか出ていないところで買わなくて良かったと心から思った。ここで終わっているなら待てる。どこかであらすじを読んだ時にちらりと「米国×委員長」という記述を見て「米国…アメリカ…委員長……国連…?」と連想が膨らみ勝手に脳内で壮大な物語を作り上げていたのだが(まあ実際壮大っちゃ壮大だが)、寿てんてーなら国連だろうがNA○Aだろうがうまいこと書いてくれそうな気がするからゴイス。


寿てんてーはロン毛受が好きですよね。私は基本的にロン毛の受が好きではない。なぜならBL界において受のロン毛は「女々しさ」の象徴のように扱われることが多い(気がする)からだ。しかし寿てんてーの描くロン毛受はそこそこ体格の良いことが多く、彼女は受のロン毛を「男らしさ」の象徴のように扱っているように思える。実際男のロン毛ほど男臭いものもないと思う。なので寿てんてーのロン毛受は例外的に好きだ。そんなこんなで最初に米国が出てきた時は「ロン毛だから絶対受!」と思っていたのだが、あれれ攻なの…?と「寿てんてーロン毛受の法則」の雲行きが怪しくなってきたところで、米国短髪デビュー。更にマクシミリアンの物語によって私の中の「寿てんてーロン毛受の法則」はますます強固なものとなった。


と、男らしい受が好きなことを匂わせておきながら、私がこの作品で一番好きな受はノリりんだったりする。ノリりんの「エッチがしたい〜〜〜」「かわいい〜〜〜ッ」「溢れちゃうぅ〜〜〜っ」「俺だってッ男だもんッ!!」等ぶち切れた時の発言が私のあみん系受(「かわいいふりしてあの子わりとやるもんだねと」って感じの受のこと。今作った言葉。)好きの血を揺さぶるんだよッ!結局ワシはこういうちょっと面白おかしいキャラが好きなんだ、受にせよ攻にせよ…。


こんだけ書いても内容にあまり触れていないのは、まだ斑類のことや斑目家周辺の人間関係がちゃんと理解できてないせいだと思う。好きしょのやりすぎで寝不足のワシには少々難しすぎる設定。なので星5ついっても良い気がするがあえて星4つ。男同士は分かったが、女同士でどう子作りをするのかが個人的には気になるところである。


どうでも良い話だが、4巻の作者コメントを読んで「ミスタなのに4が好きなのか…」と思った人って結構いるんじゃなかろうか?んなことない?