『君が恋に溺れる』2巻/高永ひなこ

きみが恋に溺れる 第2巻 (あすかコミックスCL-DX)

呉服屋が舞台の部下×店長の下克上モノで、ただし年齢は部下のほうがかなり上。受の店長さんがそーとー不器用な男なので、面倒見のいい攻は保護者攻っぽくもあるのが割と気に入ってる（なんかえらそうな書き方だな‥スイマセン）。やっぱりやおいは下克上に限るよね‥。「長」のつく役職についている人は、攻められてナンボ、受けてナンボだと思うわ‥もちろん例外もあるけどさぁ‥。長老とかキングオブUKEだわ‥。
それにしても高永先生の当て馬の登場のさせ方は面白いと思います。この作品は『きみが恋に堕ちる』のスピンオフで、受の店長さんは『〜堕ちる』のときは当て馬の立場だったわけですが、受のくせに受に恋してたんだよね‥。変わってる。めちゃめちゃ変わってるわ。ボーイズラブの世界では、ふつう、メチャ★モテの受たんを取り合う際には、攻を当て馬にするもんだよ‥。この『溺れる』の2巻でも、攻に横恋慕する攻キャラが出てきて面白かった。ニブくて天然の受たんに対して「警戒心なさすぎ」とさんざん注意していたのに、自分がねらわれていることにまったく気付いてなかったんだもんなぁ‥。でもそんなマヌケさも憎めない。

っていうか受たんに常にハァハァしている辛抱たまらん攻っていいね。なんか読んでると落ち着くわ。この攻結構好き‥。受もかわいいし。これからも、ふたり、仲良くやってください！まだちょっと続くみたいなんで、楽しみです。

それにしてもここ最近、ボーイズラブの世界ではお見合いが流行ってるんですか！？　受のお見合い、攻のお見合い、ほんっとによくネタとして見る気がするんだけど。婚活ばやりの影響？　少々飽きてきました。見合いネタ。