好きな小説ベスト5を決めようと思ったけど決められなかった

なんとなく、これまで自分が「好きだ」と思った小説を振り返ってみようと思います。

夢の卵 (アクア文庫)

夢の卵 (アクア文庫)

私は鷺沼先生の文体がとても好きなのですが、この作品はテーマといい挿絵といい何もかもが好みで、今でも読み返しては切なさにきゅっとなります。同人誌もいいです。この作品のせいで、今先生の挿絵を見ると名作のヨカーンがする体に…。
許可証をください ! (二見書房 シャレード文庫)

許可証をください ! (二見書房 シャレード文庫)

これほど嫌味なく働く男のかっこよさを描ける人がいたことに驚きました!大好き大好き。読んでいると自分まで仕事を頑張りたくなってくる、この怠け者の私ですら。攻の前原のファンです。

シリーズものですが、途中の上下巻のこの話が好きで好きで、萌えて萌えてしょーがなかったのは覚えてます。最近読んでない…読もうかな。つーか続きは…。続きはどうなっているんでしょうか…。カイたん元気かしら。
ドアをノックするのは誰? (二見シャレード文庫 は 3-6) (二見シャレード文庫 は 3-6)

ドアをノックするのは誰? (二見シャレード文庫 は 3-6) (二見シャレード文庫 は 3-6)

それまで鳩村先生作品は決して得意ではなかったのに、なんかこの作品は完璧なんですよね。文句のつけどころがないです。泣きました。普通に泣きました。とてもいい話です。

薔薇の名前 (ラピス文庫)

薔薇の名前 (ラピス文庫)

はじめてまともに読んだボーイズラブのシリーズものかも。瀬名×彬のツン×ツンカップルが大好きです。瀬名社長には幸せになってほしいです。話の風呂敷を広げすぎで最早収拾付かないことになってるんじゃ…と若干心配ですが、途中楽しんだし、それはそれでいいような気もします。

そして恋がはじまる (キャラ文庫)

そして恋がはじまる (キャラ文庫)

もうひとつのドア (ディアプラス文庫)

もうひとつのドア (ディアプラス文庫)

多感な学生時代に読んだので、内容に共感したり、受に同情したり逆に羨んだり、いろいろ思い出がつまってます。どちらの作品も攻が大変好みです。『もうひとつのドア』の攻は寡黙なトラウマ攻(しかも子持ち)で、『そして恋が〜』のほうは眼鏡の落ち着いた保護者攻(でも本当は受にすごいハァハァしてる)で、どっちの攻もおすすめ!

初めて読んだ崎谷作品で、結局これが一番好きです。寡黙な商社マンの攻が好き(また攻のこと言ってるし)。この受は淫乱スイッチがあって、そのスイッチの入りっぷりがすごいので読み応えがありました。ほんとすごいんです。初めて読んだときびっくりした。「なにこれ?!」って思いました。だっておおや先生の挿絵といえば、タクミくんのイメージが強いし、リリカルな路線を想像するじゃないですか…!

『プラクティス』も『最悪』も好きなんだけど、あえてこれに…。続きもので、ひどいところで終わってるんですが、続きが一向に出ないです。出る気配すらないです。ユニット仕事もいいけど、単著も出してほしい…と願い続けるほどにはひちわ先生好きです。文体というか、センスが感覚にあうんですよね。

ひそやかな情熱 (元気ノベルズ)

ひそやかな情熱 (元気ノベルズ)

美麗攻に美麗受で美麗美麗な美麗BLです。不器用と不器用のガチンコラブぶりがすごいです。貴様ら、不器用すぎる。けしからん!もっとやれ!攻の名前は「遥(はるか)」さんで、それがかわいくてすごいツボです…。

禁断のデブ受。結末はちょっと残念なんだけど、攻がいい人で、普通にボーイズラブみたいにときめけた作品で大好き。「木原音瀬なのにときめいてるよ、おい」って感じで、新鮮な1冊でした。

明日が世界の終わりでも (CROSS NOVELS)

明日が世界の終わりでも (CROSS NOVELS)

ウェブ掲載バージョンでは『視線』というタイトルで、それがとても好きでした。たしかJuneか何かの雑誌に掲載されてノベルズが出版されたんだと思いますが、改稿されていたのがちょっぴりショックで、きちんとは読んでいないです。『視線』が好きでした。毎日読みに行って泣いてた気がする。榎田作品では『歯科医の憂鬱』もとても好きです。