『告白は花束に託して』/遠野春日

告白は花束に託して (新装版) (ビーボーイノベルズ)

告白は花束に託して (新装版) (ビーボーイノベルズ)

なんだかんだいって遠野先生の新刊(これは新装版ですが)をいつも買ってる私です。思い出したように登場する、遠野先生独特の素朴すぎる表現が好きなんです。


円陣てんてーが描かれるワイルド系の攻が好きすぎるので、大変素晴らしかったです。美麗系の攻もいいけど、やっぱこの野性的な感じがいいわあぁぁぁぁぁぁ。円陣てんてーの描く男は本当に美しいですね。

話も結構よかったんではないでしょうか。受の底意地の悪さとか。摩天楼シリーズの受を馬鹿にしきってるところとかおもしろかったです。まぁそれも、コンプレックスの裏返しなのですが。

あと攻のハーレクインロマンスぶり。

海外が舞台である必要性をあまり感じない1冊でした。