『キスができない、恋をしたい』/崎谷はるひ

わたしがはじめて読んだ崎谷作品は『目を閉じればいつかの海』でした。この作品に出てくる不器用系のセレブ攻がちょっとしたツボで、以来、ずっと新刊をおいかけては「セレブ攻じゃなかった」「不器用攻じゃなかった」と微妙な落胆を繰り返している気がします。
本書は性格のはっきりしたフリーのSE攻×ライブハウスで働くおばか系受の恋物語でした。フリーのSE攻がおばかたんな受に対しても物事を本当にズバズバ言うので、読んでいて心臓がきしきししました。こわい…。でもそれも愛なんだよね。きっとそこから愛なんだ〜はじめることが愛なんだ〜傷つくことおそれちゃあ〜だめだめだめ〜だめだよべいべええええええええええええええええーーーーーーーーーーー




と部位士っ玖珠の歌を口ずさみながらお別れしたいと思います。

それにしても街子マドカ先生の挿絵は崎谷先生にあんまりマッチしない気がする。街子先生は、私の中では高橋悠先生と同じグループなんですよね。ミョ〜ンと体が長くないですか?