遅ればせながら2007年BL漫画ベスト
何気なくフンフ〜ンとアンテナチェックをしていたら萌えプレさんで2007年BLベスト作品の記事がまとめられていることを知って大変に興味深かったのでつられて私も書いてみた。今回は漫画作品のみで。
去年は私のお気に入りBL小説家のみなさんの新刊ラインナップが寂しかったことから、小説部門のレビューが貧弱貧弱ゥだったので、今年は小説部門を強化したい。そのために、ひちわ先生、月村先生、久能先生、新刊出してくださいたのんますうううううううううううう!
以下、各部門(適当につくりました)のベストです。
●『ビューティフルマイスカイ』(日の出ハイム)
- 作者: 日の出ハイム
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2007/06/08
- メディア: コミック
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私が日の出ハイム先生を愛するきっかけになった記念すべき1冊。日の出ハイム先生の描く受たんは可愛い。可愛すぎてくるしい。日の出ハイム先生の受たんは頭からまるかじりして「ぅんまァーーーーい!」と億泰ばりに叫びたくなるほどに可愛い。可愛すぎる受キャラだけでなく、攻キャラ造形もなかなかどうして魅力的。
日の出先生の攻キャラは概して生命力が強そうなところが素敵です。
●『百日の薔薇』2巻(稲荷家房之介)
百日の薔薇 2 (アクアコミックス) (オークラコミックス)
- 作者: 稲荷家房之介
- 出版社/メーカー: オークラ出版
- 発売日: 2007/05/23
- メディア: コミック
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萌え要素を詰め込むだけ詰め込んどいて、最後まで主役CPに和姦のチャンスが訪れなかった……なんてフザけんじゃねぇYO!と文句の一つも言いたくなりそうなものですが、全体としてのゴージャス★アイリンなBL漫画なので無問題でした。2巻も萌えるだけ萌えさせていただきました。本当にありがとうございました。攻キャラめちゃくちゃかっこいいです。受たんに酷いことした後地味に落ち込んでそうなところが好きです。
●『絶頂』(イ・ヨンヒ)
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「ボーイズラブに国境はない」部門のベスト。
語シスコ先生がブログで熱烈に応援してらしたので買ってみました。韓国で超売れ売れのボーイズラブ漫画らしいです。絵柄が北村一輝の存在感ばりに濃いこととファッションセンスがありえないこと以外は、さしたる違和感もなく読めるのではないかと思います。ただタイトルにわりに展開は実にストイックですので、その点十二分にご注意ください。日本のただれたボーイズラブに疲れたあなたにおすすめ。一向に続刊が出ないので、そろそろしびれを切らしてます。
●『キスミーテニスボーイ』(京山あつき)
- 作者: 京山あつき
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: コミック
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京山あつき先生って、萌えから入りネタに終わる、珍しい作家さんだと思う。最近のヲタ論、萌え論で「萌えの時代は終わった、今のオタクたちはネタを楽しんでいる」という文脈がありましたが、京山先生はそのタイプのような気がしました。そしてそのタイプのボーイズラブ作家を私は他に知らないのです。大変貴重な存在だと思います。下手うまな絵も好きです。これから読む人には、デムパ攻の奇奇怪怪な行動に酔いしれていただきたいです。
●『エンドルフィン・マシーン』(井上佐藤)
エンドルフィンマシーン (バンブー・コミックス 麗人セレクション)
- 作者: 井上佐藤
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/10/01
- メディア: コミック
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新人さんならこの方が一番かも。「ボーイズラブ界では今までになかったキャラクター」、受と攻のどちらかだけなら、凡庸な作家でも生み出せる気がします。井上佐藤先生は受攻ともに斬新でした。そこにシビれるし憧れます。今後も麗人でチェックしていきたい作家さん。
●『ばら色の頬のころ』(中村明日美子)
ばら色の頬のころ―when I was thirteen (F COMICS)
- 作者: 中村明日美子
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2007/03/01
- メディア: 単行本
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お耽美チックな絵柄から長年敬遠してきた中村明日美子先生ですが、今ではすっかりデレデレのファンです。先日も『鶏肉倶楽部』の旧版を求めてしまいました。トースト男爵最高。
『ばら色の頬のころ』は『Jの総て』の登場人物、ポールとモーガンの過去編です。モーガンが!モーガンが好きなのォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉっぉぉぉっぉぉ!モーガンには全力で幸せになってほしいYO!!描き下ろしも萌え。Jも出てきてくれて嬉しかったです。
●『素晴らしい失恋』(西田東)
- 作者: 西田東
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/12
- メディア: コミック
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表題作と「いちばんの愛」に泣いた!感動した!
最近感想を書いたので、そちらをご参照ください。
●『ありえない二人』(山田ユギ)
- 作者: 山田ユギ
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2007/11/07
- メディア: コミック
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「ああ爆弾」神!
こちらも最近感想を書いたので、そちらをご参照ください。