『SASRA』1/Unit Vanilla(和泉桂・岩本薫・木原音瀬・ひちわゆか)

SASRA〈1〉 (ビーボーイノベルズ)

SASRA〈1〉 (ビーボーイノベルズ)

これ、単行本になっても書き手が分からないんですね!ただでさえ読解力のない私に、予想などできようハズもありませんが…現時点での私の書き手予想。interlude→ひちわ先生 第一回→和泉先生 第二回→木原先生。って感じですかね〜。岩本先生はまともに作品を読んだことがないから、文体がわからない。とりあえず第一回は巧いけど萌えなかったので和泉先生かしら、と思いました。和泉先生、上手だとは思うんだけど、毎回萌えないのです、わたくし。
面白かったのは、第二回ですかね〜。受たんののし上がろうとする気持ちの強さに木原節を感じました。あと、受たんが攻の自分への恋心を意識した瞬間の、「なーんだあいつも下心なんじゃん」と納得するその根性の曲がり方が木原節。受なのに根性曲がってますよね〜。ふつう、世の中の受っていうのは「バ、バナナってお尻に入れるものなんれすか?(うるうる)」みたいなイノセントっぷりを過剰に発揮しているものなんですよ。受=イノセントが腐女子の幻想なのですよ。さすが。安心しました。

参考文献をきちんと掲載している点が興味深かったです。