『是-ze-』第5巻/志水ゆき

是-ZE- (5) (ディアプラス・コミックス)

正直にいうと、むかーし、志水ゆき先生の漫画を初めて読んだときは、「すごい絵だなぁ」と思ったものであった。しかしながら、今となっては志水ゆきが最も優れている点は、何をおいてもその絵柄である、としみじみ思ってしまう。とにかくBL的訴求力がバカ高い絵柄だと思う。個人的には、ちょっと線が細すぎるかな、と思うんだけど、それでもやっぱし、志水さんが表紙を描いていると「BL雑誌らしさ」が五割増しになるような気がするし、なんつーかこう、華があると思うんですよね。いいな。

この巻に登場するカップリングは今まで一番好き嫌いが分かれるのではないでしょうか。私の萌えツボには一切関係のないこのお二人ですが、攻の安定した姿勢には好感を持ちました。多分このシリーズで一番人気のあるカップリングは玄間×氷見ではないかと思うのですが、上手く随所に登場させている点がにくいですな。これも続きが気になる１冊でした。