『許可証をください!』『慰安旅行に連れてって! -許可証をください!2-』/烏城あきら

許可証をください ! (二見書房 シャレード文庫)

許可証をください ! (二見書房 シャレード文庫)

慰安旅行に連れてって!―許可証をください!(2) (シャレード文庫)

慰安旅行に連れてって!―許可証をください!(2) (シャレード文庫)

先日私が某コーヒーショップに忘れ物してきたシャレード文庫とは、何を隠そうこの「許可証をください!」シリーズの1、2巻でした。今から思うと、無事に救出できて本当によかったと思います。もし手元に戻らなかったら、縁がなかったと思ってしばらく手に取ることもなかったかも知れません。そう思うとぞっとする!そんな人生、何の意味もない!
というわけですっっっごく面白かったです。すっっっごく好きな感じのお話でした。これまで読んだことのないタイプのボーイズラブであり、これまで読んだボーイズラブ小説の中で、一番好きかもしんない、と感じました。

ちなみに私は攻キャラのファンです。ですが、どうしてかこの受キャラが気になる。「何かが非常に新しい」と感じるし、とにかく気になる存在です。こう、かわいいでもなく、綺麗というのでもなく、かっこいいでもなく、男らしいでもなく、女くさいでもなく、ナヨいでもなく、カタいでもなく、やさしくもなく、冷たくもなく、こう、絶妙の好人物なのです。

この小説は、常に低空飛行気味である、私の仕事に対するモチベーションすら引き上げてくれました。ああ名作。