シャレ●ドたん(受)サルベージ物語

無事、シャ●ードたんを救出してまいりました。私の想像と違って、シャレ●ドたんは、向こうさんに相当手厚い対応をしてもらっていたらしく、リンカーンされズタボロにされるなんてことはなくて(リンカーンという発想がすでに山藍紫姫子の読みすぎ)、むしろいっそう受としての輝きを増して私の元に戻ってきた。そんな感じでした。それが証拠に、本を開くと、コーヒーのかぐわしいかほりがした…。くっ…。タリ●ズ、なんて包容力のある攻なんだ!正直、負けた。大体、忘れて帰ってしまうこと自体、おいどんの愛情不足のあらわれっていうか。確かにおいどんは、シャレ●ド文庫に対して何度となく文句をつけてきた。やれ紙質が悪いだの、挿絵が透けやすくて電車で読みづらいだの、名作に出会ったためしがないだの……。でも、今回、シャレ●ドたんを思わぬナイス攻に一晩預ける形になって、初めてシャ●ードたんの大切さが骨身にしみてわかった気がする。
私「シャ●ード、ごめん。こんなオレじゃ、ダメか…? やっぱり、おまえはタ●ーズほうがいいのか……?」
的なホモ小説でも一発、どなたか書いておくんなまし。私は地方出身のヘタレ(でも夜になるとなぜか標準語になり、攻度が増す典型的な豹変系)攻希望。この場合なら、ほかの男(●リーズのこと)のにおいをつけて帰ってきたシャレたんに対してキレて暴走、やっちゃった後にものすごい勢いで後悔するような感じの攻をイメージしていただけるとバッチリ(どこがバッチリ?)。タ●ーズは温厚でマッサージとか巧い癒し攻希望。「赤いランプの下で僕とキスしよう」、みたいな(赤いランプの下でコーヒー渡してくれますよね)。そしてシャ●ードたんはおずおず系の健気受希望。「依田てんてー、全然新刊出してくんなくて小冊子企画遅れまくりだけど、おれ、負けないっ…!」的な。てゆうかそれってすでにシ●レード文庫というより、編集部全体の問題だし。


はァ。今回のミステイクは、本当に恥ずかしかった。忘れてきた場所が、怒トールならまだこんなに恥ずかしくなかったと思う。でもそんな人としてギリギリな羞恥がクセになるボーイズラブ道が楽しい。これからの腐女子に必要なのは、恥じらいとつつしみだ!それを肝に銘じて、とりあえず大事な受を置いて帰るような、いけずな忘れ物はしないよう気をつけたい。
タリ●ズは本当にいい攻だった。明日から、コーヒーをガブ飲みしたいときは一回の例外もなくタ●ーズを利用しようと思う。ただ、タリー●なら受でもイケるとも考えたりする。