『ファインダーの標的』/やまねあやの

ファインダーの標的 [新装版] (ビーボーイコミックス)

ファインダーの標的 [新装版] (ビーボーイコミックス)

新装版が出ていたので買ってみました。ああ、すっごく漫画を頑張って描いている人の漫画だなァ、すごいなァ、えらいなァという感じ。
しかしながら、カバー折り返しにある作者一言コメントで、私のイヤな(?)予感が的中していたことを知ってしまいました(笑)。

元気でやんちゃな受が好き!

やっぱり!やっぱりそうなんですねやまね先生(涙)!「元気でやんちゃな受」は私が最も食指を動かされないタイプの受たんなのです、哀しいことに。たとえばジャンプ系でやおいやるなら、多分やまね先生は主人公受なんですよ。私はといえば、主人公総攻派なんですよね。もう、真逆なんですよ。
でもこの作品も攻がかっこいいから読める。激しく王道だし。あと、「元気でやんちゃ」というとトキめかないけれど、「意地っ張りで素直じゃない」と表現をかえれば、素敵に受っぽいと解釈できなくもない。げんに本作の受には若干ときめいてしまいました。なんとなく、水戸泉の「薔薇シリーズ」の瀬名社長×彬(中尾じゃない)を彷彿とさせるカップリングです。プレイがハードなところも共通項かもしれませぬ。違うのは受の男らしさでしょうか。


ところで、GOLD4月号の表紙イラスト、あれって攻の麻見さんだったんですね。てっきり新作の受たんなのかと思ってました(そんなわけないって?)。あれが受たんじゃないのは、私とやまね先生との間に横たわる動かしがたい萌えギャップがあるゆえなのでしょう。