『天国へ行けばいい』/円陣闇丸

天国へ行けばいい (Dariaコミックス)

円陣先生の描く男性はほんとうに綺麗ですね。だがしかし、漫画としてはどうなのかなー。面白いのかなー。それがよくわかんない。おそらく、あんまり達者なほうではないんだと思う。設定も星野リリィ『ラブクエ』を彷彿とさせる唐突さがあるし…。というよりもですね、このかたの絵のタッチと、この設定の親和性が低いと思うのですよ。円陣先生のタッチは非常にクールなのでですね、もっとシリアス目なお話を手がけたほうがよいのではないかと思いました。すげェストイックなリーマンものとか。誰か原作者を付けて。誰がいいかな。榎田尤利先生原作の『きみがいなけりゃ〜』もイマイチなんですよね。あれもほのぼのテイストだからイマイチなんだと思うんだけど。原作者をつければよいという問題でもないのかなぁ。あと、画面が白すぎるのもちょっと気になります。挿絵でも「白いなー」と思うけど、漫画でも見てもやっぱり白すぎる。

でも私の思う欠点を補ってあまりあるタッチの魅力があるかたなので、これはこれでよいのかもしれません。とくに、攻の兄貴分の元ヤクザが超カッコよかった…（恍惚）。ロン毛＆ヒゲ最高。