『12時の鐘が鳴る前に』/ひちわゆか

前半、ほんっとノレなかった。自分でも「なんでだろう?」って思うくらいノレなかったんですけど、中盤あたりから良くなってきました。あのねー受の子がねー可愛いんですよおー。この子は、怪我中&生活能力皆無な攻の家に、家政夫として借り出されるんですけれどもね。攻は受の子のこと、風俗業を営んでる悪友の紹介だったこともあって、デリヘルと勘違いしているんです。そこで行き違い勘違いスレ違いが生じるお話なんですけども。

あのねー攻は一応、お医者さんなのね。偉いひとだから、お中元がいっぱいくるわけですよ。でーその中に生きた車海老があったわけです。受の子はその頃まだ攻とはスレ違いまくってたから、攻に内緒で、ボールに入れて海老を飼ってしまうのです。結局見つかって攻に食べられちゃうんだけど、お庭にアイスの棒でお墓をたてちゃうところが、なんとも可愛い。お詫びに攻がカブトムシを買って来る、という、一連のエピソードが非常に好きです。海老とかカブトムシとか、ちょっとマヌケなところが可愛い。そこにピンポイントで萌え和んだ。

思ったんだけれど、円陣闇丸さんの絵は、あまりひちわ先生っぽくないかも。