『大奥』1・2巻/よしながふみ
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2005/09/29
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- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 白泉社
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- メディア: コミック
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ボーイズラブではないが、ある意味、これが「ボーイズラブ、June、やおいが描くもの」の究極の形であるような気もする。第1巻にあった小気味よさの一切を打ち捨てた、重苦しいこの第2巻が、よしながふみの最高傑作だと思う。いや、わかんないけど。この先もっとすごい作品描くかもしんないけど。『月とサンダル』最高だけど。ジャイアン萌え〜〜〜だけど。
とにかく、この作品のよしながふみはすごい。ラストに泣いた。私がこれまで男同士の物語に求めてきた「人間関係の必然性」、そのすべてが、ラストの10ページで描かれきっていたのです。自分まで開放された気がした。読後はしばし放心状態に。この続きは28日発売のメロディで読めるらしいが、こんなつらい物語をおいそれと雑誌で読もうとは思えない。ほんと、なんてつらい漫画なんだろ。次巻を心して待つ。