『不埒なモンタージュ』/崎谷はるひ

不埒なモンタージュ (ダリア文庫)

不埒なモンタージュ (ダリア文庫)

これは笑った!これはいいと思う!これでもう少し全体がコンパクトにおさまっていたら、★4つだったかも。というのはいささか大げさだが、こういうアホの子と辛抱たまらん保護者攻のノリは嫌いじゃない。
あとがきによると、崎谷先生はガサツ系の攻が得意だそうなのですが、私は崎谷先生ならセレブ攻のほうがすてきだと思います。逆に、榎田尤利に関しては攻がガサツならガサツなほどイイ。というのは最近友だちに言われて気づいた事実。ていうか敬語攻キモイ。「もうこんなにしているんですか(クスクス)?」みたいなノリ、サイテー。

ところで、この小説の濡れ場で、意地悪の意味も込めてがさつ系の攻が受に対して急に敬語で攻めはじめるシーンがあって、新しいと思いました。斬新。
タカツキノボル先生のイラストはラブリーでした。攻がスケベっぽくて良かったです。どうでもいいけど、ダリア文庫で名作に出会ったためしがないな。ここは特に校正が甘い気がする。あとゲンキノベルズ。