よしながふみにやおい魂は健在か

ニッポンのマンガ (アエラムック―AERA COMIC)

最近出たアエラのムックで、漫画特集が組まれている。
おそらく手塚治虫文化賞10周年を受けて刊行されたんだと思うんだけど、この中に夏目房之介さんとよしながふみさんが「大人のためのコミックガイド」という名目で対談をしているんです。
購入せず本屋で立ち読みしただけなので記憶があいまいなんですけど、そのなかでよしながさんが、

（夏目さんの「『バガボンド』で井上雄彦はどんどん絵がうまくなっている」という発言を受けて）
わたしは『SLAMDUNK』8巻くらいの絵が好きです。ちょっと泥臭い感じが良かった。あとあのころのK暮が一番可愛かった。

つーような発言をしているんですね。ニュアンスだけひろっているので、表現はまったく正確じゃないんですけど。
私はこのラストの一文に感動してしまってねぇ（笑）。いや、よしながさんのやほひに対する情熱を疑ったことはなかったけれど、こういう漫画評論の場でもボーイズラブ作家として視点を隠していらっしゃらないんだなぁと。よしながさんのこの発言から、対談は「やおい好きの視点はバイリンガル」という方向にうつっていくのですが、詳しい話はここで私からきちんと説明することができないので、気になるかたはゼヒ書店で立ち読みしてみてください。

大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))

『大奥』の2巻が出るんですねー。あーよしながふみの普通のBLが読みたい。。。GOLDに戻ってきてください…。