『情熱の飛沫』/遠野春日

情熱の飛沫(しずく) (ゲンキノベルズ)

情熱の飛沫(しずく) (ゲンキノベルズ)

いやーーーラブラブじゃないですか。なんなんですか、この二人!たぶんこの作品は、遠野先生が自キャラ萌えしてるところが、作品にいい影響を与えているんだろうな。いい感じの自キャラ萌えというか。あとがきで攻のことを「遥さん」と呼んでいたのが印象的でした。でも遠野先生って基本的に淡々としてるからさ、あんまり自キャラ萌えが痛々しく伝わってこないのよ。痛々しいラヴ((C)なななんきりこ←たしか。)じゃないのよ。「事件とかわりとどーでもよくて、サ○エさんみたいな日常が書きたい」(もちろん原文ママにあらず)と仰っていますが、キャラありきでお話を書いているゆえなのでしょうなぁ。たぶん私自身は、小説に関してはこーいうキャラ立ちがはっきりした作品が好きなんだろうな。本人が商業の番外で同人誌を出していてもさほど寒いと思わないし……。いや、若干寒いか?人によるかなぁ。自分がその作品が好きだったら、作者ご本人様が気に入ってることはもちろん嬉しいわけだし。このあたりは難しいですね。
シリーズ3作目、二人の関係もだいぶ落ち着いてきた感じですね!病院に迎えに来たときの遥さんがかわいかったです!遥さん美しい!あと、遥さんと佳人たんが、日没を眺めるシーンの挿絵がディ・モールトよかったです!