『タイトロープ ダンサー』STAGE.2/久能千明
タイトロープ ダンサー 〈STAGE2〉 (リンクスロマンス)
- 作者: 久能千明,沖麻実也
- 出版社/メーカー: 幻冬舎コミックス
- 発売日: 2004/11/27
- メディア: 新書
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ほおおおお。こういう展開になるとはねえええ。『ペルソナ ノングラータ』の流れからいって、黒幇のなかでも女性が活躍する展開になるのかな〜と予想していたのですが、久能先生は親父好きなのでしょうね。屈強そうな男性ばかり登場しています。主役ふたりの描写よりもむしろ筆がのっているように思えたのですが、気のせいでしょうか。新しく出てきたバサラがけっこー好き。名前つながりですが、少女漫画の『BASARA』を彷彿とさせるようなシーンもありました。ゴロツキどもの中に主人公たちが投げ入れられてしまう、網走編のよーな感じ。屈しないカイたんがいいと思います。
ラストのふたりのシーンも良かったな。何ものにも縛られない自然体が魅力の三四郎ですが、あまりにも物事に執着しないその性質にどことなく寂しさを覚えていたので、三四郎にもこういう人間らしいところがあるんだな〜と思えたら何だか安心しました。ここのところの沖先生の挿絵も良かった!!
やっぱりこのふたりはいいコンビですね。続刊に期待。現時点では残すところあと一冊だわー。きっとハードな展開になることでしょう。