『社長と私』/前原キャベツ
- 作者: 前原キャベツ
- 出版社/メーカー: オークラ出版
- 発売日: 2005/08/12
- メディア: コミック
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だってさ、BLレーベルから「社長と私」なんてタイトルの漫画が出ていたら「ああ、社長と私がホモになっちゃうのね」と思うじゃないですか。「智里は男とキスをしているところを自分が勤める会社の社長に見られてしまい、その数日後社長秘書に抜擢されてしまう」なんてあらすじを読んだら「ああ、社長×智里なのね。個人的には社長受がいいんだけど」と思っちゃうじゃないですか。だ・け・ど、そうならないんだなーこれが。そもそも智里には別に智哉という相手がいるんですよ。ただその智哉くんも単なるセフレ(というかセックスもする友達)って感じで、いまいちラブがないんですよ。なーんかボーイズラブじゃないんですよ。でも漫画として面白いから読めちゃう。
ん〜〜〜でも結局は智哉×智里(なんで兄弟でもないのに似た名前なんだろう?)なのかな。少なくとも智哉くんは智里のことを好きそう。智哉くんも攻として悪くはないのだが、私としては社長と智里に是非ともどうにかなって欲しい。だって社長かっこいいんだも〜ん。ふだんぼんやりしているように見せて実は一番したたかで、結局みんな社長の手のひらの上で踊らされているだけだからね。社長かっこいいよ社長。智里たんを大人のテクでメロメロにしてやって欲しい。
たまに社長が智里に執着めいたものを見せると「え、もしかして社長ってば智里が好きなの?(ドキッ)」とか思っちゃうんですが、考えてみればホモ漫画なんだから「男が男に執着=ラブ」と決め付けていいようなもんなんですよね。なのに「え、もしかして(ドキッ)」と思ってしまうのは、やっぱりこの漫画がBL漫画っぽくないせいだと思う。それとも単に社長が何を考えてるのか分からない人だからかしら?社長が本気を出したら落とせない男はいない気がする。
智里みたいな受、好きだなー。女みたいな名前だけど男らしくてよかった。すぐ怒るし。すぐ怒る受って実はツボかもしれない。それにしてもなんで受に女みたいな名前を付ける人って多いんだろう。心の底から理解不能。私は受の名前が攻の名前より男らしい方がむしろ萌えるんですがね。