『青年14歳』/山田ユギ

青年14歳 (バーズコミックス ルチルコレクション)

青年14歳 (バーズコミックス ルチルコレクション)

表題作は中学生男子が織り成すラブコメディー。タイトルは靖幸ちゃんの曲からですね。私は靖幸ちゃんの曲では『生徒会長』と『青年14歳』がずば抜けて好きなので、なんだか嬉しかったです。どちらが受になるのかハラハラしつつも、ちゃんと望み通りに収まり余は満足じゃ。
それにしてもユギたん先生の描くカップルって本当にベッドでいたしてないよね〜。この男子中学生クンたちは「トイレの個室」「保健室」「体育倉庫」と校内のやれそうなスポットで片っ端からいたしておったところが好ましかった。個人的に「放課後の教室」と「校舎の裏」があれば完璧だったな。ベッドでいたしていないといえば、ちょっと驚いたのが「猫になりたい。」で、このシチュエーションってしばしばBL界では描かれるけど、実際にはどうなの?私はなんかバイ菌が入ってきそうで嫌なんだけど……。
リーマンものの「駆け出す男」も良かった。おこりんぼ受、良いと思う。そもそもユギたんの作品でおこりんぼが出てこない作品ってあるっけ?いつも誰かが怒ってる。そんなユギたんワールドが好きです。それと「花とおじさん」の鳩山先生って一体何歳なんでしょう?奥様が8年前に28歳で亡くなったということは、36歳以上ですかね?仮に36歳だとすると、『水温む』の高見さんは38歳で始まり、最終的に44歳だから高見さんの勝ちだね(勝ち負けの問題か?)。
つーかさ、ユギたん先生の作品ってどれも「あ〜面白かった。みんな読むべき。読め」で終わってしまうため、感想が非常に書きにくいことに気付いちまった。ユギたん週間続かないかも。