[J][漫画][山田ユギ][★★★★☆]『人はなぜ働かなければならないのか』/山田ユギ

これ、面白かった!!
正直、私はユギ先生の過去作品を愛しすぎる余り、現在の作風についていかれない部分がありました。特に、少女漫画『おひっこし?』あたりからおそるおそる新刊を手に取るようになってしまい、いつも
山田ユギの新刊なのにいまいち…だと…?」
→「いまいちである意味がわからないッ!」
→過去の作品を読み返す
→「ユギたんのピークが萌え苦しすぎてつらいッ!ユギたんの年下攻は世界一ィーッ!!萌えん者はいないと思うのだよこのJ太郎はァーッ!」(シュトロハイム降臨)
→今の作品を読み返す
→「あの頃の萌え苦しいユギたんはどこへ行ったの…?」
→泣き暮らす日々にまた新刊出る
→「山田ユギの新刊なのにいまいち…だと…?」
→以下ループ
の無間地獄に陥っていたのですが、これ、すごく面白いと思いました!表題作のテンポのよさがいいです。受の策士っぷりがナイスだし、ボンクラ攻のお人よし具合もいい味出してます。ところでこの表題作、年下攻じゃないんですね。山田ユギといえば「必然がないと年下攻になってしまう」(ポールさんの過去の感想参照)という名言を残した年下攻界のミラクルエースですが、この作品には必然があったようです。
しかしバンブーはなんでもありだなぁ。このコミックスも後半は全部リブレの連載作品だし。この間の『ありえない二人』も半数以上他社の作品だったような。もう何年もリブレからユギたんの新刊が出ていない気がする…。なぜだろうなぜかしら…(新装版をのぞいて)。
ちなみに一番もえた作品は耳掻きのお話でした(やっぱり昔のユギ絵が好きなのだよこのシュトロハイムは…)。