『ファインダーの虜囚』/やまねあやの

ファインダーの虜囚 (ビーボーイコミックス)

ファインダーの虜囚 (ビーボーイコミックス)

このシリーズの中で私が最高に気に入っているポイントは、反抗的な態度の受に対して「フフフ…お前はそれでいい……。なぜかって?思い通りにならないからいいんだろうが…。フフ……。フフフフフフフフフフ…」とナゼか一人でご満悦モードに入っちゃってる麻見さんの憎めない攻っぷりであります。だもんで、それが見られなかったこの巻は超フラストレーションたまって大変でした。受だけじゃありませんよ、読者も相当たまってると思われますよ!>やまね先生

この巻で好きなシーンは、檻の中に閉じ込められた受の隣をねずみの親子がちゅうちゅうと通り過ぎている場面の妙に弛緩しきった雰囲気。やまね先生は時折こういうはずしを入れてらっしゃいますよね。なんなんでしょうね?不思議。でもそこが好き。気になるのは受のロリ化が顕著なこと。たたずまいといい、身長といい、なんかちっちゃく可愛らしくなってません? ちょっと前の男らしく威勢のいい雰囲気が好きだったんですけど。


この巻を読んで思ったんですけど、麻見さんや飛龍みたいな人は、裏と表の顔を使い分ける人間の汚さに心身ともに疲れちゃってるんだろうね。だから受の気持ちいいほどのまっすぐさに惹かれるんだろうなぁ…。麻見さんもフェイもお可哀相!麻見さんは、この受に幸せにしてもらうっきゃないと思います。フェイ様に関しては、タオが大きくなるまでは待てば無問題。ショタ攻!
次巻に期待の★3つで。