『ラ・ヴィ・アン・ローズ』/ヤマダサクラコ

ラ・ヴィ・アン・ローズ (Marble comics)

ラ・ヴィ・アン・ローズ (Marble comics)

とあるバーを舞台に繰り広げられる、大人の男同士のちょっぴりビターな恋模様をうまいこと漫画にしている作品。キャピキャピしてない感じが良かった。だがしかし、私、さっぱり萌えなかった。このバーのマスターなんですけどね、鳥人ヒロミの『饒舌な試着室』の店長を彷彿とさせる髪型じゃありませんこと? この髪型がね、私、だめなんです。こういう髪型の男に萌えることって一生ないと思う。芸能人でいうと●ピッツの草野●宗的な、前髪を短く残した髪型なんですけど、これがどうもアカンのです。なんでだろー(単に絵が好みでなかったから萌えなかった、という説もある)。

絵柄に関しては、最近すごーくよく見るタイプのタッチ。特に人物の眉毛と目のバランス。ワン●ースの同人誌を描いていそうな感じ。ちょっと画面が白すぎる。絵もところどころ不安定。世評を見ていると、「絵が綺麗」との意見が多いが、個人的にはあまりピンとこず。アマゾンを見ていたところ、この本を買った人はこんな商品を買っています、でトジツキハジメbasso草間さかえ鈴木ツタと出てきて、「あ〜なるほどね」とものすごい勢いで納得した。オサレ路線ということか。同じオサレ路線でも、私は草間さかえ鈴木ツタえすとえむあたりは大好きだが、basso、トジツキハジメあたりはどうもしっくりこない。この違いはなんだろう。