『あいの、うた』/木原音瀬
- 作者: 木原音瀬,宮本佳野
- 出版社/メーカー: スコラマガジン(蒼竜社)
- 発売日: 2005/12/21
- メディア: 単行本
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さて、私は基本的にホモならなんでも読むのだが「これだけは誰がどう書いても駄目」という地雷が一つだけある。それが「音楽モノ」である。ホモに限らず、どんな漫画や小説でも音楽モノは苦手。音楽モノってハードルが無駄に高くなってしまう気がするんですよ。音楽を題材している以上、「音楽」そのものについても語らねばならないわけで、その描写がいまいちだと一気に作品としてしょぼくなってしまうわけです。描写がそこまで下手じゃなくても、相当センスの良い人じゃない限り、ちょっとおサムくなってしまうし。そんな無駄な冒険はしなくていいよ……とついつい私は思ってしまって、なんだか苦手なのである。
更にこの作品は「音楽モノ」の上に、私のプチ地雷である「関西弁」まで使うという併せ技を駆使。関西弁に限らず、ボーイズラブに方言ってちょっと苦手です。漫画ならまだ耐えられるんだけど。方言って基本的に素朴さやほのぼの感を出すために使われるものだと思うんですが、たぶんそのどちらも私はボーイズラブに求めていないんだと思う。
そんなこんなで星は2つより多くつけられませんでした。でも、そもそもこの方の作品にBL的な萌えはほぼ皆無なので、星の数が3個より多くなることはないと思う。
そういえば初めて音瀬先生の作品を読んだ時、濡れ場でペ○スという単語が出てきてびっくりしたのを覚えている。最近はそうでもないけど、当時(5・6年前)のボーイズラブではあまり使われない単語だった気がする。そんなことないか?当時は今ほど貪り読んでなかったしなあ。ともかくそのせいで、私にとっては音瀬先生は実は未だに「ペ○スの人」である。声に出して言ったことはないけど。
作品の感想にまったくなってないな。ま、いっか。